nemunyanKaiden’s blog

細々と思ったことを書いているだけ。

DP皆伝は簡単なのか?DPは上級者向けでないのか?

 DP 弐寺とかでググるとDPは上級者向けじゃないとか言っているブログがあって、それを言っている人の腕前がアレだったりしてSNSで叩かれていた時期なんかもあった。ところでDP皆伝はSPと違って比較的簡単にゴリラ呼ばわりされたり、そもそもDPを極めようとしているだけで尊敬の念を集めていることが多いが、実際DPは上級者向けなのか?そしてDP皆伝は簡単なのか困難なのか? 

 

結論から言うと、DPは超上級者向けで、DP皆伝は高い基礎力を求められるので難しいとする。

 

SPが運指1つだけでも十分やっていける(というか最近の譜面が手首皿や固定運指を強制しているようにしか思えん)し、皿側の小指はピーーンって伸ばしてればいいのに対し、DPは全指をまんべんなく使えないといけないし、運指もたくさんある。またSPはあるノーツに対応しているのは1つの指であるのに対し、DPは2-3とあり、また指の本数が鍵盤より少ないので、柔軟な指の動きが必要になってくる。DPは左右の指がそれぞれ高度なレベルで動かないといけず、また状況に応じた指の運びが必要なので、間違いなくSPやボルテ、ウニや太鼓とかと言った指一本一本の動きがあまり問われないゲームとは異なる難しさがある。そして小指とか薬指、非利き手なんてのは日常生活では握るとかの指を棒状に扱うものでしか使われないので、ピアニストがやってるような特殊な訓練が必要であり、ゲームそのものの外でも訓練や技能が必要になっているという点もDPが超上級者向けであるとした理由である。

 

 ではDP皆伝はどうだろうか。SP皆伝は一曲目は不安定だが二曲目からは安定していて、つまり皿、ソフラン、二重階段、高速乱打、縦連、高速階段といった様々な要素が問われる段位となっている。

 DP皆伝が簡単だといわれる要因は、皿・ソフランといった個別の対策或いは技能が問われることがなく、所謂DP3要素のみが問われているので、地力だけ上げていれば何も苦労しないという点と、DPの正規譜面はSPよりもかなり押しやすく作られているという点がある。

 では簡単な要因がいくつもあるのになぜDP皆伝が難しいとするかというと、単純に要求される地力がとてつもなく高いからである。3要素いずれかが欠けているとそれぞれ麺天空クエで落とされる。そしてその地力を高めるためには、前述の通り単にゲームをやるだけでなくゲーム外でのトレーニングが欠かせないのである。

 

 わざわざ好き好んで弐寺のDPを始めて極めようとしているような人は自然に上記の努力をしているので、努力をして地力をつければSPの穴冥のように癖がついて泣くこともなく順当に皆伝が取れるDPは簡単だと主観的に思っていると考えられる。しかしそんなことはなく、その「簡単」の裏には無意識下に一般人には無理なレベルの努力を行っているというのがある。DP皆伝を取るような人は、実力の前にまず努力が人外であると言っていい。